北斗の拳 強敵の初打ち感想は「短命だと思う」

通常時はダラダラしてしまう

初打ちの感想を率直に言うと「短命だと思う」。

通常時は初代北斗の拳を意識した作り。

初代は販売台数60万台OVERというスロット界に伝説を残したモンスターマシンなので、それに近づける事自体は良いと思いますが、規制などで狭められた枠組みの中で無理に仕様を同じにしようとするがあまり、バランスが悪くなってしまった印象。

具体的にはレア小役の重さと通常時の苦痛さがあげられます。

レア小役でモードを上げていき当てるという流れは良いのですが、とにかく肝心のレア小役が重い！（設定差が有り？）

普段は高確に上がる気配すらほとんどありません。ようやく上がったと思ってもそこから中段チェリーなんて都合良く引ける気がしません。

そこはコイン持ちの良い新基準機なので仕方が無い。と自分に言い聞かせようとしますが、演出や仕様などがなまじ初代と同じばかりにどうしてもその感覚で打ってしまうんですよね。

レア小役が重いせいで、「第1で中リール中段北斗図柄停止でのおっさん服脱げず」といった中段チェリーチャンスも全然ドキドキしません。

「はいはい、どうせリプか頑張って弱チェでしょ」

と冷めた目で見てしまいます。

小役が重いので七星ランプも繋がって2〜3個という感じでした。

とにかく通常時は当たりまでの道のりが辛い印象。

差枚！？

細かい所になりますが、差枚管理をうたっておいてハズレで枚数が増えないのはどうかと。

つい先日導入されたオーイズミのストライクウィッチーズはハズレでしっかり差枚が復活します。

この点から見ても「ユーザーへの配慮の差」が如実に出た気がします。

まだまだあります。

蟻地獄

北斗カウンターが消えた瞬間のCZ抽選にしてもアラジンの頃からサミーお得意の「当たってるかもよ？まだ辞めない方が良いよ」という打ち手に投資を強いる演出にしか見えません。

消灯での煽りも増えすぎです。

本来なら打ち手に期待感を持続させ楽しませる為の演出のはずが、打ち手に金を使わせ低設定を回させて金を吸い取る演出に見えてしまいます。

それは何故か。

ここ最近、サミーから出る台がホール様に向けて作った台である感が非常に強いからです。

面白い台では無く、「売れる台」を作ろうとしていますよね。

そういう所を打ち手は敏感に感じ取ります。

AT中は

何故勝手に7が揃う仕様にしたのか。7を揃えるというスロット本来の楽しみをあえて無くす意味は何なのか。

逆回転も違和感があって嫌ですね。

100歩譲って勝手に揃うのは良いにしても、順回転で赤7、逆回転なら北斗とかにすればレバーオンにも少し気合いも入ろういうものですが…。

AT中は差枚（正確には払い出し管理？）じゃない方が良かったと思います。

差枚にした方が枚数のインパクトが強く、たいして乗せていなくても乗せているように見えるという理由から差枚にしたのだと思いますが…。

そういった思惑が見え過ぎる所も嫌ですね。

また差枚乗せと継続とどちらも強くしようとした結果、どちらも中途半端になった気がします。

バトル中の強レア役が無駄ヒキに！？

AT中で一番ダメだと思ったのが非継続のバトル中に強レア役が完全無駄ヒキになる点。（バトル中に強チャンス目と中段チェリーを引いて終了したのを目撃）そこは継続への書き換え抽選で良いんじゃないかと…。

ただこれに関しては、実際は書き換え抽選をしていてそれに漏れただけの可能性も有ります。それにしても1/1000くらいであろう強チャンス目が無駄になるのはちょっと酷ですよね。

あと、凄く細かい事ですが、ケンシロウが倒れた後のATの結果画面が無くなったのにとまどいました。（単発終了画面の写メが撮れなかった）

復活の祈りを賭けてレバーオン！残念！結果表示ですよね普通は。

もう少し分かりやすくすると、

ケンシロウ「ブフォー」→テレテテレテー→バシューン！

それが今回は、

「ブフォー」→バシューン！

です。

単発の余韻に浸る間すらありません。

「ブフォー」からボケ〜と待てば結果画面が表示されるとは思いますが、全くもっていただけないですね。

良い所は無いのか

とここまで書くと良い所が1つも無いように思えますがそうでもありません。

この地面に埋まるバグなんかはすごく笑わせてもらいました。

※画像はネットでの拾いもの

あと、まだ引いていませんが、北斗乱舞に入ったりATレベル4が選択されたりすればすごく面白いのかもしれません。

初打ちだけで決めつけるのは早計なので、そういった期待感を含めあと少しだけは打ってみようと思います。

【追記】北斗乱舞引いてきました。

PV曰く「北斗史上最高の性能！」

が…

G数に換算すると57Gほどの上乗せですね。

周囲を見ていても継続したり7G間に中段チェリーなどのレア小役でも引かない限りこれくらいで終わるのがほとんどのようです。

AT突入直後から立て続けに中段チェリー、強チャンス目からスペシャルエピソード×2に入り、その後シン昇天という鬼のヒキ。

（内部20ptで強敵昇天演出が発生するようですが、SPエピソードで10pt、継続1ptくらいでしょうか。）

この間、役物がバンバン動いてレインボーに光りまくり。

パチンコかと間違うほど。

かなり周囲の注目を浴びていましたが、659枚という少しもの足りない結果に…。

結論

結論：パチスロ界を代表する作品にしては作り込みが雑

機械割も設定6で119%欲しかったです。（規制の影響で検定に何度も持ち込む時間が無かったのだと思いますが…）

規制前に中押し可能で、今作のように初代に近い仕様で出ていればウケたと思いますが…。

40台とか大量導入したホールの今後の回収ぷりが心配になります。

ホール店長の意見なんかを見ていると、「早めに中古として売って減台し、稼働が下がってから初めて設定を入れて使い出す」といった言葉をチラホラ見ますが、それでは遅すぎますね。

いま必死に設定を入れて使って稼働が続くかどうかというレベル。

そもそも、そういった運用の仕方（新台費用を回収してから考える）が新台から並んで打つヘビーユーザーの期待を裏切る行為であり、業界の縮小に繋がっていると理解して欲しいですね。

地元の40台導入した等価ホールを夜様子を見にいってみましたが、全台の初当たり確率をざっと見た所、間違いなくALL設定1だと言えるデータでした。

コケると思ってすぐ外す気ならそもそも導入しなければ良いし、試打してスペック見て導入すると決めたのならまともな状態で運用して下さい。

と、まだ言いたい事が山ほどありますが、かなり脱線していますし、愚痴ばかりなのでこのあたりで…。

最後に

新基準機はとにかくきついですね。

今は旧ATなどの選択肢があるのでまだ楽しめていますが、今後新基準機のみになった場合果たしてみんな打つ気がおきるのかどうか…。

個人的にはサンダーVを毎回スイカを狙いながら1日中打てるタイプなので、ノーマルタイプだけになっても今と同じように通う自信がありますが、打ち手が減ってしまっては設定にも何も期待出来なくなってしまいますからね…

そういった不安が北斗を打ってみてより一層強まりました。

しかし、今回の北斗も個人的にダメだと感じた部分の6割くらいは規制のせいですね。

規制どうにかならなかったのかな？とか、こんな緩和がくれば面白くなるのに、とか、そんな事ばかりを考えています。

（なお、良い案はまったく浮かばない模様）

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