最近の規制や業界ニュースを見ていると度々思う事があります。
何故こうも打ち手にとって不利な方にばかり向かうのかと。
クギを開けて逮捕は合ってもクギを締め過ぎて逮捕は聞いた事がありません。また、台の検定にしても「出過ぎて通らなかった」事はあっても出なさ過ぎて落ちてというのは聞いた事がありません。スロットで「2万枚出ると問題」になりますが吸い込みは何万枚でもノープロブレムです。
おかしいと思いませんか?
今回はその理由を解説していきたいと思います。
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出せば違法・搾取は合法
出せない理由
理由はただ1つ。
それは「パチンコ・スロットが遊技」だから
換金はしていないというのが大前提。
警察の姿勢は今も昔も変わりません。
では、唐突ではありますが、この滑稽さがいかほどのものなのか、海外からの視点で見てみましょう。
特番「ここが変だよ日本人」
外人レポーター「町行く人に聞いてみたいと思います。」「パチンコにお金を賭けていますか?」
日本人①「当たり前じゃん」
外人レポーター「今何をしているんですか?」
日本人②「換金ですけど?」
外人レポーター「では警察の方に聞いてみたいと思います。」「エクスキューズミー。今あそこに換金行為をしている人がいましたけど?」
警察「存ぜぬ!」
(スタジオ大爆笑)
外人レポーター「ではパチンコ屋の中に入ってみましょう。」「この玉はお金に換えられますか?」
日本人③「あっちの換金所でお金に変えてもらえるよ」
外人レポーター「さっき換金して貰えました。ホラ。違法ですよねこれ?」
警察「存ぜぬ!」
(スタジオ大爆笑)
これだけで2時間の特番がいけます。
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遊技でなければならない
上記の例で分かってもらえたかと思いますが、パチンコは換金行為がされていないというのが前提の遊技です。
ここが今回の記事の1番のポイントです。
良く考えてみて下さい。お金を使うだけの行為ならギャンブルじゃないから問題無いのです。
ゲームセンターや趣味で100万使おうが個人の自由。法律には関係ないですもんね。これをパチンコに置き換えると…。
「使う分には遊技だからOK。出たらギャンブルになるからダメ」となってしまいます。
恐ろしいですね!
換金額が少なければセーフ
しかし、どうやら警察の中では「少しだけの換金なら遊技、いっぱい出ればギャンブル」という曖昧な線引きがあるようです。
だから規制などによって「出ない台」を作ろうとします。
表向きはユーザーが遊びやすくなる為に投資金額が少なくて済む台。なんて事を言いますが実際は違います。警察にとってみればいっぱい出なければ良いだけです。
その証拠としてここ20年で投資金額は変わったでしょうか?一部の初代GODなどのトチ狂った例を除けばさほど変わらないはずです。それどころか「最近の方が投資額が増えている」と感じる方も多いのでは?
確かにMAX機やATが規制された事によって昨今は投資スピードは落ちているでしょう。しかし当たらないし出ないんだから最終的な投資額は変わらないのです。
規制について自分がいつも否定的な意見を書くのはこの為です。理不尽ですよね。警察の面目を守るためだけにスペックダウンした台を打たされる訳ですから。
※打たないという選択肢は無い
むしろ、警察にとってみれば業界が潰れてしまった方が自分達の過去の過ち(賭博行為を見過ごしてきた)をとがめられる事も無いから好都合。くらいに考えているのではないでしょうか。
出玉が緩やかなら健全なのか?
ではどうすれば良いのか。
≪パチンコ=遊技≫
まずこの矛盾を多く含んだ図式を崩さない限り業界に未来はありません。
仮に今の規制が進み全ホールが甘デジとノーマルタイプのみになったとしましょう。「健全な遊び」となり業界が発展するなんて想像している人がいるかもしれません。
しかし、そんな事は絶対にありえません。
緩やかな台しかなくなればユーザーは相当数が離れます。そして業界全体が縮小します。台にかけられる開発費なども減るでしょう。そうなれば面白い台が作れません。緩やかな台ONLYなのでホールも収入が少なくなり還元する余力が無くなる。そして更にユーザーが減る…。この負のスパイラルから抜け出す術はないでしょう。
そもそも、換金しているという事実は未来永劫変わりません。緩やかな台ばかりになった所で結局は叩かれ続けます。パチンコに良いイメージを持たない人が一定数いる限り、換金を見過ごしているという行為を咎められない為に警察は規制によって「手綱を握っている感」を出し続けなければなりません。
その為に「射幸性」という定義も基準も曖昧な印籠も常に懐に忍ばせています。
引退も選択肢に入る
これらを受けてどう思いますか?
「引退だー!」
それも1つの選択肢です。
おじいちゃんになってもビタ押しを決めて若者を驚かせる気でいましたが、その自信もなくなってきました。
後に残るほど面白くなくなる上にユーザー1人頭の負担額は増える訳ですから…。これから数年はホント厳しい時期に入ると思います。
でも!
今はまだそこまでの状況には至っていません。まだ5号機のAT機も設置されていますし、規制前の台もかろうじて残っています。
どこかで悪い流れを変えられる可能性が残されている段階です。
あくまでも一例ですが…
例えば、会社で言えば労働組合。打ち手の権利を主張していくような団体でも出来れば面白いと思います。もしくは相当な労力と痛みを伴うが税金などの仕組みを整えパチンコ合法への道を目指すとか…。
仮に国営なら「当たれば10億円!」なんて事をテレビでばんばんやっても「射幸心を煽る行為にはあたらない」ようですからね。国を味方にすれば何でも有りです。
いずれにせよ何かしら「改革」に近いくらいの一手を打たないと、割と近い将来、それこそ数年後には周囲からパチンコ屋がほとんど消えてなくなるという事もあり得るでしょう。
そうはなって欲しくないです。ないですよね?
なんだかんだ文句を言いつつも皆きっと打ち続けるでしょう!?それなら少しでも面白い台が打てて勝てる環境になった方が良いですよね。
最後に
では戦国でイメージしてみましょう。今、本国(パチンコ業界)は連合軍に攻められている状態です。味方だと思っていた警察もいつの間にか敵側に加わっています。門もペラペラです。将軍(大手メーカー、大手ホール)は自分達だけどう逃げ出すか考え出している段階です。やる気のある兵士はごく僅か。まさに落城寸前!
農民(打ち手)は置き去りにされて殺されるかもしれません。将軍は自分達の事しか考えていないので全然役にたちません。むしろ邪魔です。
黙ってやられるくらいなら立ち上がって連合軍に歯向かってやろう!そんな農民が大勢立ち上って連合軍に歯向かう。そんな流れを作るしか落城を防ぐ方法は無いでしょう。
要は業界に任せておいても良い未来はないのなら打ち手が立ち上がるしかありません。
頑張りましょう!
自分は降伏を選びます。
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