2月末に導入予定、技術介入により1回の大当たりで3000発取れると噂だった「CRアナザーゴッドハーデス」がどうやら販売中止となったようです。
その経緯と原因を紹介していきます。
- 【追記】スペックを変え新たに登場しました
CRアナザーゴッドハーデス アドベント
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CRアナザーゴッドハーデスの販売中止
まずはどんな台だったのかという所から紹介していきます。
技術介入により3000発でる?
今回、問題となったであろう点。
大当たり後に普通に右打ちしているだけでは15賞球の10Cなので1Rあたり150個。16Rなら2400個の払出なのですが技術介入を行う事で更なる出玉の上乗せが可能という…。
手順は、
「1ラウンド間に10個入賞させるとラウンドが終了して次に進む訳ですが、この時、9個目で止めてしばらく待つとエクストララウンドが発生して更に600個ほどの上乗せが出来る」
という感じ。
詳しい関係者の方から聞いたのでほぼ間違いないと思います。
検定時は打ちっぱなしで消化するというルールがあるので、それを逆手に取った仕様。
これはダメだと思った
この仕様を聞いた時、「え、ダメじゃねこれ」と思いました。
何故なら今はパチンコ業界はじまって以来の超逆風が吹き荒れている真っ只中。
色々と回りから突かれている訳ですが、中でも「射幸性」は特に問題視されている点。
規制の穴を縫い射幸性を高めた台をこんな時期に業界トップメーカーが出すという事は、明らかに規制をかけてきた警察の顔にドロを塗る行為でもあり、結果として「神の雷」という名の更なる規制が待っているのは日の目を見るより明らか。
あと、仕様を知らない多くの一般ユーザーは損をするというのは、パチンコが「遊戯」では無く「遊技」である以上、ある程度は仕方のない事ですが、完全にその度合いを越えています。
大当たり1回あたり2000円以上も損させられる訳ですから…。
一日打ったら「知らない」事に対する代償は数万円になりますよ。
ライトユーザーのパチンコ離れを加速させるだけですね。
日工組に呼びだれた模様
そう思っていた矢先、ユニバが日工組に呼び出された注意されたというニュースが。
結果、CRアナザーゴッドハーデスの販売は中止になったようです。
何か大きな問題になる前に内々に話を付けたという事ですね。
仕様を変えてまた登場するのか分かりませんが、とりあえず今の仕様はお蔵入りが確定となった次第です。
時期が悪い
一応言っておくと、この規制の穴を縫うという行為はずーと昔から当たり前のように行われてきました。
純増10枚オーバーの爆裂AT機も、検定時に押し順に従うという概念が無いので世に出せてしまっただけですからね。
でもまぁ、時期を考えろって話ですよね。
出した本人達がどんな影響を及ぼすか一番分かっているくせに、目先の利益に釣られてこんな事をしちゃうなんて…
業界の将来性を犠牲にし儲けを最優先にした結果ですね。
カジノがあるからもうパチンコはどうなっても良いのでしょうか。
失望しましたよ(-_-)
【追記】
色々なご意見を頂いたので少し追記します。
・試打したけど台の完成度は良かった
台の良し悪しは問題にしていません。GODのパチンコが無くても誰も困らないけど、これが規制のきっかけとなれば今後出るであろう全てのパチンコ台にマイナスの影響が及びます。
あと、試打したという事はホール関係者だと思いますが、技術介入を行わず普通に打ったらかなり辛い機種になるという説明は受けていますよね。こういった台はホールはもちろん技術介入込みで調整するので、技術介入して当たり前、しなければただ辛いだけの機種になります。
もっとユーザー視点で幅広く物事を見ないとパチンコ業界自体が10年後には消滅して無くなっているのではないでしょうか。
・検定で見抜けない訳がない。通ったなら世にだすべき
上記でも少し触れていますが、保通協は決まったとおりに検査することしか出来ません。徐々に改善はされてきていますが、過去には画面に「3・1・2」と押し順が出ていても常に順押しで消化するくらいのザル検査でした。
まったく同じスペックでも検査の際に運悪く出るとアウト、たまたまハマってあまり出なければ通ります。
検査方法についても今後改善すべき点は多々あると思っています。
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