突っ込まずにはいられない。
こんな人達のせいで今のゴミのようなスペックの台を打たされ、好きな旧台が撤去されていくのかと思うと怒りを通り越して呆れます。
簡単に説明すると、”パチンコ業界叩きで有名な宇佐見氏が独自に調査→新台を4000円打つ→新台もクギが変わっていないと激オコ→国会議員と更なる規制に働きかけ”といった感じ。
まず北斗の拳6は新台ではありません。加えて、調査という名目なのに4000円打っただけって…。
スポンサーリンク
パチンコ業界の不正を「新台」で調査
先日宇佐美さんとお食事しながら、
色々ご助言頂いたことは先日のブログで書いた通りですが、
そのついでというか、それがメインだったというか、
「パチンコって新しい台は不正改造やめたんでしょうか?」
という素朴な疑問があって、その調査に行ってきました。と言っても、私が打つ訳にもいかず(笑)
しかも打っても良く分からないし、
宇佐美さんに打って貰って、私は結果を聞いたわけですけど、
やっぱ、「新台も相変わらず変わってない・・・」ってな結論が出て、
「え~、びっくり!」ってな気持ちです。
「もう釘をいじらない」という宣言はどうでしょう?
それを確認すべく先日、日拓エスパス西武新宿駅前店でパチンコを売って簡単に調査をしてきました。ここですね⬇︎この店で今最も流行っている「CR北斗の拳6」を1000球(4000円分)ほど打ってみました。なお対象としたのは1063番台⬇︎です。(写真は打ち始める前)
結果としては以下の通りでした。
①ヘソ入賞 :72回
②一般入賞口入賞 :2回
*1000円ごとの入賞数(ヘソ15→一般1-ヘソ20→ヘソ12→一般1-ヘソ25)
③合計払い出し個数:3×72+7×2=230個
④想定役物比率* : 1-(230/(1000×0.95))≒75.8%
(*還元率を95%と想定)ということです。やや雑な議論ですがパチンコにはほとんど技術介入性がないので、仮に役物比率の平均を法律上の上限の70%として標本が標準偏差が3%くらいの正規分布に従うとすると、この台は95%くらいの確率で釘をいじっているということになります。
パチンコ不正改造問題その後① 〜サボタージュで逃げ切ろうとする業界〜
①北斗の拳6は新台では無い
当ブログを読んでくださっている方ならみんな知っていると思いますが、北斗の拳6は新台ではありません。
新しく入れた台なら全て新台と言えるかもしれませんが、規制前と後との変化を調査するなら「規制後の新台」を打つべきであり、宇佐見氏が間違えちゃっているのは明白です。
原因は、調査したホールが丁度、北斗の拳6を増台したばかりだから。
彼はパチンコ歴14年と豪語していますが、知識的には新台と増台の見分けも付かないレベルという事が露呈してしまいました。
②4000円は少な過ぎる
1台4000円打っただけで業界全体が変わっていないと結論付けています。
全国にパチンコ屋は11,000店ほどあり300万台以上存在するパチンコ台の中から1台を選んで4000円打っただけ。
4000円って…。
回転率のムラでどうとでもなるレベル。統計やデータとして用いるにはあまりにもお粗末。
あと、今回は一般入賞口について言及されているのであまり関係無い事ですが、ボーダーが甘い北斗6で1K18回転ってそこそこ回っている台ですよね。○とか行ったらもっとえげつない台がいっぱいありますよ(^^;
とにかく調査という名目で4000円はあまりにも少なすぎます。手持ちが無かったのなら1パチでも打てばもうちょっとサンプルが増やせたのでは無いのかなと思います。
③その他もろもろ
- 賞球の計算を間違えていた→突っ込まれて現在は訂正済み
- 伊東美咲さんがパチンコ屋さんの社長と結婚→京楽はパチンコ屋ではなくメーカーです
- なおこのホールでは私が見る限り業界が喧伝している「のめりこみ防止に関するポスター」が貼られていなかったことを併せて申しておきます。→ツイッターで貼ってあると指摘される
- ものすごい人でした。もう店内ほぼ満席ぎっしり→あなた達の活動のおかげで遊技客は順調に減っています
- パチンコにはほとんど技術介入性がない→保3止め・捻り・止め打ちを駆使する事でどれだけ収支に差が付くのか計算してみて下さい
ただの1打ち手である自分から見てもツッコミだらけの内容。業界人の方から見ればもっとあるでしょう。
【追記】パチンコ店雑感さんに取り上げられていました
最後に
これらの内容は一般の人が書いているだけなら、何も問題はありません。
何故、今回取り上げたのかと言うと、上記の「そうだ調査へ行こう!」の記事はギャンブル依存症問題を考える会の代表の方が書いた記事。
「パチンコ不正改造問題その後① 〜サボタージュで逃げ切ろうとする業界〜」の記事の宇佐見氏はテレビ出演、本の出版、ギャンブル問題の講話、国会議員とお友達、とパチンコ業界について働きかける立場にある人間が書いた記事です。
要は、発言や働きかけが実際の「台の規制」につながる立場の人間であるという事。
それが、この程度の知識しか無い事が恐ろしいです。1000万人からいるパチンコユーザー。兆円単位の産業。それを横から変えていこうとしている人がです。
ギャンブル性を落としていく事のは良いです。不正や客を騙すような行為は断罪していくべきでしょう。
しかし、その過程と方法がズレています。メーカー公表値の怪しさや一部のホールの騙すかのような営業方法などなど、他にもっと変えていくべき所や不正されている部分がたくさんあります。
それらを無視して一般入賞口(台の左下などにあるポケット)にいくつ入るかなんて議論はマトハズレも良い所。
このまま「パチンコの本質が何も分かっていない人達」に任せて規制などが進めばここ数年で数千件のホールが潰れ、メーカーも規制で糞スペックしか作れず厳しくなり、遊技人口も数百万単位で減るでしょう。
長者番付に載るような企業はちょっとくらい損をしても良いと思いますが、中小では実際に職を失う人も間違いなく出てきます。自分のようにパチンコ・スロットを休み時間の至上の楽しみとしている人もそれを奪われてしまいます。
パチンコをつまらなくして依存症を減らして効果が出たと喜ぶのは良いのですが、それによって不利益を被る人、生活すら脅かされ会社が潰れていくのをどう考えているのでしょうか。
働かずにギャンブルにおぼれる人には優しく手をさしのべるのに、業界に従事してまともに働いている人には「パチンコ業界なんかにいるから仕方ないよね」とドライに答えるのでしょうか。
業界を攻めるのなら正しい知識を身につけてからにするべきだし、方向性を間違えないで欲しいですね。
最後に1つだけ確かな事は、警察を含む彼らが必死に働きかけて規制され出てきた今の新台の方が旧台に比べて「勝てないし面白くない」という事。誰も得をしません。更に今後もまだまだ規制が控えており、今ある人気台は早く撤去しろと猛プッシュされています。
日本からパチンコが全て消えて無くなれば満足なんですかね!?
コメントを残す