経験をアテにする人ほどパチンコ・パチスロに勝てない法則

『愚者は経験から学び、賢者は歴史から学ぶ』

ドイツのなんちゃらという偉い人が言ったとか言わないとか、そんな格言。

この言葉を聞いた時は電流が走りました。

自分が伝えたかった事をこうも的確に指し示した言葉があったのかと。

伝えたかった事というのは、パチンコ・パチスロの原理と負け続ける人の思考について、

これをギャンブルに当てはめるとこうなります。

『負け続ける人は経験を元に賭け、勝ち続ける人は過去のデータや他人の経験を取り込み賭ける』

一気に幼稚な言葉になってしまい、自分の語学力の無さに愕然としましたが、とりあえず言いたい事は伝わるとは思うので気にしない。

なかなか勝てないと思う人は立ち回りを見直すキッカケとして下さい。

根拠については以下で解説していきます。

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自身の経験をアテに立ち回る人

今まで20年近く打ち続け、毎月50万以上稼いでいる人から借金を背負う人まで色々なタイプの打ち手を見てきましたが、負ける人の典型的タイプが「ジャグ連を信じている人」や「パチンコでデータカウンターを見る人」。

ジャグ連は存在しない

GOGOランプ

ジャグラーを頻繁に打っている人には「ジャグ連」という言葉が浸透しています。

chonbo(管理人)調べによれば、ジャグ打ちの2人1人はホンキでこれを信じています。

ジャグでボーナス後に50G以内に捨ててある台をほとんど見かけない事からもその浸透率の高さが伺えます。

でもそのジャグ連の存在を証明したデータを今まで見た事がありませんし、自分は1ミリも信じていません。

ジャグの当選分布

上記はサイトセブンのニューアイムジャグラーのボーナス「15000000回分」のデータを集計して表にされたものですが、ボーナスの当選率はほぼ一定です。

50万台・ボーナス1500万回分のデータによって「ジャグ連は無い」と証明されたと言っても過言ではありません。

ジャグ連グラフ

ジャグ連が存在するのならこんなグラフになっていないとおかしいはずです。早めに連チャンんする機能が付いた台は例外無くこのようになっています。

ではジャグラーは何故そうならないのか。

これはそもそも、「早いゲーム数でボーナスに当選しやすい機能」など始めから付けられていない訳ですから。という至極当然の理由。

そんな機能があったら5号機の規則に違反している訳で、始めから設置できません。

そして、スロットはしょせん機械です。

プログラムされた事しか実行できません。

1G〜1000円打っても、300G〜1000円打ってもボーナスに当選する確率は同じ訳です。

厳密に言えば、ハマっているほど低設定の可能性が高くなるので、実際のホールで全く同じかと言えばそうでも無い訳ですが…。

それは「ジャグ連」とは関係の無い話ですね。

ジャグ連が信じ込まれてきた理由

連チャン

ではなぜ「ジャグ連」が誰もが知っているほど浸透し信じられているのか。

それは人間の脳がそういう風に出来ているから。又、パチンコ・パチスロがそういった脳の隙間を狙って勝てるように錯覚させ、気が付けば負けているように巧妙に仕組まれたギャンブルだからです。

例えば、ボーナス後200Gくらいでペカった時とボーナス後3Gでペカった時、脳に印象深く残るのはどちらでしょう?

言うまでも無く後者です。

これは意識していなくても勝手に脳が「嬉しい」などといった感情が強ければ強いほど記憶として植え付けられる為、早いゲーム数で当たった時の記憶が積み上げられていきます。

AT機などで毎回天井間際で当たっている気がするのもその逆の原理ですね。

「悔しい」「ふざけんな!」といった負の感情が非常に強いので記憶として残りやすい訳です。

実際には確率通りにしか当たっていなくても印象深い方が記憶に根強く残るので、自身の脳内実践データにはそういった記録ばかりが蓄積され、実際よりも多く引いていると錯覚されやすい状態になります。

加えて、ジャグラーはスロットの中でも圧倒的にボーナスの合算が軽い台です。1〜100Gといったジャグ連に当たるサンプルがもっとも多くなります。

ボーナス後は毎回1Gから始まるので当然ですね。

一番良く当たっているゲーム数(1〜100G)が一番回しているゲーム帯でもある訳です。

これが「ジャグ連」があると信じられている原理。

ジャグ連は超常的な現象でも何でも無く、ただ確率通りに当たっているだけです。決して当たりやすい状態になっている訳ではありません。

個人の実践データや経験など集められてもせいぜい数千回程度な上に、メモして集計しておらず記憶だけを頼りにしているのなら、心理的な要素が大きく作用していて正確なものではない可能性が高いです。

逆に、機械的に集めたデータなら数も膨大で主観が入っておらず信用出来るものであると言えます。

経験も重要

とは言え、新しく出た台はデータも集まっていませんし、経験や自身で見たりした事が重要になってくる場面もあります。

経験の全てを否定する訳ではありません。

また、「ジャグ連」も有ると思っていた方が楽しく打てます。

自分も実際に打つ時は無いとは頭では分かっていても「ジャグ連来い!」なんて願いながら打っています。

重要なのは、経験だけに頼らない事。

ネットで検索などすればいつでも他人の経験やデータを見れます。出来るだけ多くの情報を仕入れ、立ち回りに活かす事が「勝ち続ける人になる」第1歩だと思います。

このデータを効率良く仕入れるのに「★台データ満載★サイトセブン!!」は非常に便利なツールでオススメです。

パチンコでデータカウンターを見る人

これもジャグ連と同じですね。

潜伏を探す以外にデーターカウンターなんてものはほとんど意味がありません。

何回転ハマっている。何連チャンしている。といった情報は無意味です。

単発後でも50連チャンした後の台でも2000回転ハマっていようが大当たり確率はプログラムされた通りです。

パチンコの当たりの定義として「完全確率」でなければなりません。この完全確率とは「前回の試行に関係無く常に一定」でなければいけないのです。

もしこの当たり確率に偏りがあると感じるのならそれは「サンプル不足」やジャグと同じく「心理的な要素」からくるものです。

ハマリの心理的な要素

パチンコ・ハマリ

誰でも1000回転以上ハマれば「そろそろ当たるだろ」と考えるのではないでしょうか。

  • 1/300なら0回転から1000回転以上ハマる確率は3.5%ほどです
  • 1000回転から2000回転までハマる確率も3.5%ほどです
  • しかし、0回転から2000回転までハマる確率は0.1%しかありません

ハマるほど当たると思っている人はこの3つの区別をしっかりと付けられていない人です。

「2000ハマる事なんて滅多に無いんだからこの1000回転ハマっている台はそろそろ当たるんじゃないだろうか」と。

過去と現在と未来を一緒にして考えてはいけません。

天井などが搭載されていないパチンコにおいては過去は切り捨てです。

「前回の試行に関係無く常に一定」という原則があるので、1000回転から打ち始める場合でも過去の1000ハマったという事実は切り捨て、常に0から打ち始めるのと同じ状態だと考えなければなりません。

1420回転目の1回転も、120回転目の1回転も当たる確率は常に同じです。

これは毎回、299個のハズレ玉の中から1個の当たり玉を取り出す抽選を行っている画を思い浮かべると分かりやすいと思います。

当たり以外の玉には様々なアツいけどハズレる玉、ただ何もおこらずハズレる玉など様々な役割がありますが、結局はハズレ玉です。

もちろん玉は1度引いたら戻さなければなりません。でないと300回目までには必ず当たる事になってしまいますから。

ハマるほど当たると考えている人はこの「玉を戻さない状態」と同じようなイメージが勝手に働いてしまっています。

ハズレ玉が減っていっているんだからそろそろ当たるだろうと。

でもそれは間違いであり、立ち回りに加えてしまえのは非常に危険です。

何故ならその理論を信じてるが故に本来なら打ってはいけない「クソ釘」の台でも打つ根拠となってしまいますから。

パチンコで勝つ方法

クギ

回らなければ打たない。回るなら打つ。

極論で言ってしまえばこれしかパチンコで勝ち続ける方法はありません。

しかし、パチンコはスロットに比べ1日に回せる回転数が少ない割に当たり分母が大きいので、1日単位で勝率を上げるのは非常に難しいのです。大きな視点で見てトータルでの勝ちを目指すしかありません。

今日絶対に勝ちたい!というのなら潜伏を拾うくらいしか方法はありません。

長期的な目で見なければ絶対に勝てない仕様なのに、みんな今日その場を勝とうとするから結果的にオカルトや根拠の無い理論を元に立ち回る事になり、大事な部分(回転率や右の削りなど)に目が行かずパチンコ屋は儲かるという仕組みになっています。

「勝った時の行動が正しい」という理論を頭の中で意識的に打ち砕かなければなりません。例えその日に20万円勝ったとしても回らない台を打っていて間違いと気が付いていないのなら、その20万は近いうちにパチンコ屋にボッシュートされます。

なかなか勝てないという人はこれを肝に銘じておいて欲しいと思います。

ただ、その肝心の「回る台」が今や絶滅危惧種並に存在しませんが…。

まとめ

最後にもう1回。

『負け続ける人は経験を元に賭け、勝ち続ける人は過去のデータや他人の経験を取り込み賭ける』

なんかしっくりこないですね^^;

やっぱりこっちで。

『愚者は経験から学び、賢者は歴史から学ぶ』

人生の色々な場面にも応用出来る言葉だと思います。

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44 COMMENTS

チャッピー

chonboさん

お疲れ様です。

面白い内容ですね。自分がたまに顔出す程度のホールのジャグコーナーに台間小冊子と一緒にジャグに関するオカルトみたいな笑える物が挟んでありました。ハマリ台はジャグ連しやすい等・・・自分は殆ど気にしないですが、遊び心に、ついつい見てしまいました(^_^)

パチもスロも、データは重要ですがパチの場合は回転数を調べる時位しかチェックしないですね。

今後も、この様な面白い内容を楽しみにしています。

chonbo

チャッピーさん、いつも見て頂きありがとうございます。
オカルトに関する本が置いてあるとは面白いホールですね!
しかし、「ハマリ台はジャグ連しやすい」って設定1を打って欲しいだけですよね(笑)
書きたい事はいっぱいあるので、時間のある時にぼちぼち書いていきます。

K

いつも楽しく拝見させて頂いています。

個人的にパチのハマり台を打つ理由としては
それだけ回ってるなら回るだろうと思ってですかね。

いざ自分が打ってみると回らなさ過ぎて
いくら使ってここまで回したの今まで打って人に驚くことも多いですw

chonbo

Kさん、こんにちは。
その気持ち分かります。
偉そうに語っておいて自分はクギを見るレベルが低いので、実際に打ってみて全然回らないという事は良くあります。
こんな回転率で良くここまで打ち続けたなと感心する事も…。

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