世の中には面白い台がたくさんあります。でもそれと同じくらい「え、何このつまらない台。真面目に作ってるの?」という台が存在します。
今のパチンコ業界の衰退の原因の1つとして「ク○台の供給過多」は間違いなく大きな要因のつとしてあげられるでしょう。
ただ、こうなってしまうのには明確な理由が存在します。
その理由を解説した上で、自分なりの解決策などを考えてみました。
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メーカーが良い台を作りたくなる制度について考える
まずはダメな台がホールに溢れる理由から。
ダメな台が世に溢れる理由
ユーザーの為に作っている訳では無い
まず前提として、ユーザーが誰1人面白いと思わない台でもホールが買ってくれればそれで経営が成り立ちます。メーカーのお客さんはあくまでもホールであってユーザーに受け入れられるかどうかはホールに台を買わせる為の1つの手段でしかありません。
ユーザーに気に入られる事とホールが買う事は一見イコールのように見えますが、まったく違います。
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ク○台1確でもホールは台を買う必要がある
メーカーは受注を受けた分だけ台を作るのではなく、導入予定台数を各ホールに振り分けるという販売方法です。このせいで抱き合わせ販売が横行しています。
例.まどかマギカ2が欲しくてもデッドオアアライブを買っていないと回ってくる台数が少なかったり遅らされたりする
話題の機種をTOP導入出来無いと他店にお客さんを取られてしまう。出玉で還元しようにもイベントや告知は禁止。よって、経営を維持していく為にホールは100%コケると分かっている台でも買うしか無いのです。
そう考えると今までの規制も全てが新台を買わせる為の手段じゃなかったのかと邪推したくもなりますね^^;
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そもそもホールが面白い台かつまらない台かを判断できていない
面白いかどうかなんて実際にユーザーが打つまで分かりません。ホール側の人間は台の扱いに関してはプロかもしれませんが、実際にプライベートで打てる時間は限られています。
暇な学生の方が台についてはよっぽど詳しいです。
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メーカーはもっと判断出来ない
メーカーの人間ともなればホール関係者より実際にホールで打つ機会は少ないでしょう。
イメージしやすいように言うと、野球のボールの素材やバットの規格なんかには精通しているけど野球をやらない人、普段から野球で遊んでテレビでも見る人。どちらが野球業界を盛り上げていけるのかって話。
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無駄なお金も打ち手から
これらの理由から世に出回る必要の台が溢れかえっています。
その無駄な台を買うお金が打ち手から出ている事を考えてしまうと、やはり他人事と無視する事は出来ません。
そこで、そういった悪しき仕組を根本から変えるような方法を考えてみたいと思います。
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新台をレンタルにする
新台を無料 or 数万円程度で入れられるようにする。継続して設置したければホールが月々メーカーへ支払う形。使わないのなら返却する。
これなら非常にエコです。ゴミが出ません。メーカーは返却された枠を元にまた新しい台を作れば良いだけです。
コストも抑えられます。
また、すぐ返却されないように稼働を長続きする台を必死に作るでしょう。
売ったら後は知らん顔という事は出来なくなります。
【追記】
コメントにて教えて頂きましたが、すでに過去にレンタルシステムが導入された事があったようです。
アビリット、故SNK、ネット、ベルコ、ヤーマが参加したようです。ラインナップが…(汗)。大手はやはりこういうのに消極的ですね。
中身だけ入れ替える
前々からハードとソフトのような関係で中身だけ入れ替えれば、LOWコストで新台を作る事が出来ると言われています。
しかし、今より儲からなくなるからという理由でメーカーは頑なにやろうとしません。
例えば新台の枠はそのまま利用して、中身だけ変えて15万円で入れ替えが出来るとします。今の新台は約40万円なのでここで25万円の差額が出来ます。
25万円分、ユーザーの還元に回す事が可能となります。
これは非常に大きいです。
両者を比べると、新台導入から毎日3万円づつ客が勝てるような調整を1周間続けたとしてもお釣りが来ます。
金額はあくまでも例ですけどね。
そもそも、新台初日からぶっこ抜く今の営業では台の魅力なんて伝わる訳が無いです。せめて新台くらい勝てるようにするべき!
ただ残念ながら今は、液晶や役物、版権にお金を掛け過ぎて逆にコストが上がっていく傾向にあります。
そのすぐぶっ壊れて稼働停止になる役物、本当に必要ですか?
一般人に試打させる
導入前にある程度、完成した段階で一般のファンに打たせてアンケートを取ってみてはどうでしょう。
お金が絡んでいない分、率直な意見が集まると思います。耳が痛いようなダメ出しがいっぱい貰えるでしょう。それを開発に活かすべき。
無料での試打なら、出ないから文句言っているだけの人ではなく、本当のパチンコファンが集まると思います。
ユーザーも自発的に参加していく事で台への愛着も湧いてくるというもの。
対象を明確にする
最後は愚痴。
一部のメーカーはパチンコファンでは無く、パチンコ依存症向けに作っています。
確かにファンなんて少ないとは思いますが、もうちょっと大事にしても良いのでは無いでしょうか。
「とにかく派手にすれば良い」という考えもそろそろ改めて下さい。
「目潰し光線」や「聴力を奪いにきている爆音」なんかは依存症狙いの典型。
逆にアクロスのような台はファンに向けて作っている感がひしひしと伝わり好印象です。
古い復刻を増やせという意味では無く、パチンコ・スロット本来の楽しみを伝えていけるようなメーカーが増えて欲しいです。
まとめ
ざっと思いついた事を書いていきました。
実際は利害関係が絡んでくるのでそんなうまくいく訳が無いとは思いますが、今のままのシステムでは将来は明るくないと思います。
何か動き出すきっかけでもあればと思い記事にしましたが、自分の脳みそ程度ではこれが限界。
他の方法や自分の意見へのダメ出しなどありましたら気軽にコメントして下さい。
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