【イベント規制】設定6が使われなくなった理由

パチンコ・スロット・イベント規制

数年前、パチンコ屋に対する広告規制が実施されました。

公平性を保つという理由で実施されたこの規制

結果はどうでしょう?

事実から述べると

ホールが高設定を使わなくなっただけです。

当然ですね。イベントが行えないのでは設定6を使っても気が付かれないし、人が集まらないのでは宣伝にもなりません。

どうしてこうなってしまったのか?

スロットを始めたばかりの若い方にも知っておいて欲しいので、規制の背景や歴史といったものを紹介します。

スポンサーリンク

イベント規制

規制内容は地域によって様々

スロット・パチンコ・イベント規制2

4号機の頃を例に取りましょう。

過去にもイベントに関する規制は何度かありました。しかし、その内容は自治体によって異なります。

ハッキリと「末尾○番台は高設定確定」「○○の機種に設定6投入」といったイベントを行うホールもあれば、「オススメ機種は○○」や「アツい日にちの告知」だけというホールもありました。

数百メートルしか離れていないホールでも市が変われば自治体も変わり、イベントに関する取り組みも多種多様。

イベント規制の中にはこの自治体による格差を均一化させるという目的もあったと思います。

しかし、イベントが規制された現在もグレーな方法で行うホールが後を絶ちません。

某雑誌イベントのガセっぷりをボーナス合算から見る

この記事で書いたイベントも規制後に行われているものです。

イベントを通報された話

スロット・パチンコ・イベント通報

少し脱線しますが、7〜8年くらい前にあった規制に関する話。

イベントの情報を受け取ろうと、メール会員に登録していたホールがありました。

いつものように朝起きて各店舗のメールチェックをしていると、K店のメール内容がいつもと違う。

ん?

メール内容は以下の通り。

K店の○○です。
今回は悲しいお知らせです。
心無い方の通報により行政より指導が入ってしまいました。
よって今後のメールは当たり障りのない内容しか送る事が出来ません。
非常に残念ですが、今後もK店をよろしくお願いします。

かなり昔の事なので、文章は正確ではありませんがこんな感じの内容でした。

「心無い方の通報により」という部分が強烈に印象に残っています。

きっとイベントで負けた人がよっぽど悔しかったのか、わざわざ警察に通報したのですね。

(当時は大笑いしていましたが…)

過去のイベント

スロット・パチンコ・イベントの過去

今と昔のホール環境。

5号機へと移行した事で出玉性能が違うのはモチロン、もう1つ決定的に違う部分があります。

それは「設定確認の禁止」。

これを規制した理由がいまだによく理解出来ません。

ホール側はイベントとなれば客を集める為に言いたい放題です。打ち手側は信じるか見極めるしかありません。しかし、そこに唯一確固たる信頼関係が築ける方法がありました。

それが「設定確認」です。

当時はこれが当たり前のように行われていたのです。

スロット・パチンコ・イベント規制4

夕方20時頃になると、掲示板や台に札を刺して設定を告知。打っていた人間は店員を呼んでお願いすれば、台を開けて設定キーを回して小窓に設定を表示してくれます。

これにより告知した内容に嘘偽りがない事を店側は証明していたのです。なので、賑わっているホールは、設定確認や設定発表を行うやる気のあるホール。昔は設定を使っている=客が多いという図式が成り立っていました。

初代北斗が出た2003年頃は、毎日20〜30台くらい設定6を投入して、確認させてくれるホールもありました。

機会割が119%ある台の設定6を毎日複数台投入。今では考えられませんね。

しかし、当時のやる気のあるホールではこれが普通でした。

何故こうまで設定状況が変わってしまったのか。

イベント規制し、設定確認を行わせないようにして、ホールが高設定を投入する機会と意味を奪ってしまったからです。

新台のペースが早くなり過ぎた事や、「人気のパチンコ屋・有名なホールほど勝てない5つの理由」でも書いたようにいらん事にお金を掛け過ぎているという面もありますが、そうなった事の元凶として今回のテーマにもなっている「イベント規制」というのが根本にあります。

イベント規制当初の打ち手の反応

スロット・パチンコ・イベント規制5

イベント規制が行われる際はポジティブに考えている方も多かったです。

「これでウザい煽りをするホールが無くなる」

「客を集めるには出すしかない」

「朝から並ぶパチプーが絶滅する。ざまぁwww」

こういった意見も多く見られました。

イベント日以外でも出玉を魅せなければ客が付かない=一般客にも勝てる機会が増える』と皆が考えたからです。

でも事実としてホールは「高設定を使わず他の部分で客を集める」という方法にシフトしました。出玉は出す所か減る一方。具体的には「新台入替」「メディアでの宣伝」「設備投資」といった方にお金を使うようになった訳です。

そこに気が付かず以前より負ける人が大量発生。そしてお金が続かず引退。パチンコ・スロット人口の半減。という流れに繋がりました。

もう1度言いますが、昔は1K30回転回るパチンコ。確認出来る設定6。といった客に還元する気のある台がそこら中にありました。

初代ミリゴ等の一部の狂った台を除けば

負ける額は4号機の頃と現在で変わっていません。

打ち手が正しい設定感を持てない

答え合わせの出来ない問題をいくら続けても正解は見えてきません。

高設定だと思って打ち切った台は本当に高設定でしょうか。

高設定確定演出でも出ない限り高設定だと見切るのは早計です。そう言い切れるくらい確率とは危ういものです。

設定6が設定1に見えたり、設定1が設定6に見えたりというのはいくらでもあります。

それは、4号機時代の設定確認やサクラのバイトで散々設定6で負けたり、低設定の設定6のような挙動というのを見てきた経験があるから言える事です。

確率に対する正しい感覚を持ち、理解している人は多くはありません。

だからこそパチンコ屋が商売として成り立つのです。

スポンサーリンク

今後について

設定確認を復活させれば万事OK

そう単純な事でないのは百も承知していますが、あえて言います。

「設定確認を復活させれば良い!」

イベント規制も打ち手がホールから騙されるのを無くすというのが理由です。設定確認が可能なら射幸心を煽ったり騙されたりといった事は少なくなります。

スロット・パチンコ・イベント規制6

設定確認が法的にOKなのに拒むホールには打ち手が付いていかないでしょう。

本当にやる気のあるホールはちゃんと客に利益を還元するようになるはずです。

ホール間の競争意識は、内装、女店員衣装や質、無駄なサービス、ではなく「出玉」で勝負する原点に戻って欲しいものです。

パチンコ・スロットの遊技人口は減り続けている

現在のパチンコ・パチスロ人口は一時期の半分以下と言われています。今も衰退の一途を辿っています。

昔からのパチスロファンとしては悲しい限りですね。

ホール関係者やメーカー関係者は徒党を組んでお上に陳情する事も出来ますが、打ち手はいつも結果をただ受け入れるだけです。お上は打ち手の事を考えているようで、事実はそうでもありません。

スポンサーリンク

最後に

イベントによって無駄に煽るホールが無くなったと思いがちですが、そういったホールはまだ手を変え品を変え客を煽っています。

大元の部分はちゃんと取り締まれていないのに、やる気のあったホールの設定を入れる機会や意味を奪ってしまったイベント規制。

打ち手の事を考えているのなら見直すべき時期が来ているのではないのかと思います。

自分に出来るのはブログで訴えかける事くらいです。

少しでも共感して貰える方がいれば嬉しいと思い書いてみました。

スポンサーリンク

コメントを残す

画像ファイルを選択

※ファイルサイズが大き過ぎるとエラーで反映されない場合があります
※暴言・他の投稿者への煽り・評価の連投等は削除させていただく場合がございます

10 COMMENTS

ぴったり

勘違いしてるかも知れませんが規制をかける側は別に打ち手の事を考える必要はありませんし、そもそも仕事ではありません。
因みにメーカーにも責任は無いですよ?
メーカーのお客はホールであって、我々ユーザーはお客さんではありませんからね。

打ち手の事を考えるのはホールの仕事です。
ごっちゃにして考えては駄目だよ。

管理人

ちょっと理解できなかったのですが、規制をかける側が打ち手の事を考える必要が無いという理由はなんでしょう?
仕事でもないなら趣味で規制しているのですか…
メーカーも直接のお客がホールというのは当然理解していますが、作り手が使う側のことを考えないなんて事はどこの世界でもあり得ないです。
何故ならお客が減ったらメーカーの減収も明らかですから。
企業は利益を得るために台を作っているので商売という観点からも打ち手に対して配慮するのは当然だと思いますよ。

まさき

4号機でも五号機でもぼくの収支はかわらないですけとね。
あるところにはバジリスク絆の6とか結構ありますよ。
収支はしれていますが。

chonbo777

4号機の頃と収支が変わらないのはすごいですね。4号機の頃はぬるぬるな環境で専業していましたが、今パチスロで生活している人は相当の努力をしているんだろうなと思います^^;

匿名

>4号機でも五号機でもぼくの収支はかわらない

相談がありコメントいたします。
当時と同じような収支でいけるのであれば、
10年ぶりにまたスロットを始めようか考えているものです。

いま情報を集めているところで、この記事に出会いました。
イベントダメっていうのも噂でしか聞いたことないってくらいに
スロットから離れていたので、とても参考になる記事でした。

質問なのですが、当時のやりかたと今のやりかた、
ホール選びから立ち回りなど、何か自分の中で変えたことはありますか?

私の当時(花火から5号機でるまで)のやり方は、
とにかく自分に合ったホールを2、3件見つけてその中で立ち回ることでした。
イベントをそこそこ信頼しつつ朝からの高設定ねらい。
朝はずした場合はハイエナみたいな。
例えば、北斗をメインにしていた時は、朝から北斗打って、5,6はずれたら、
あとはホール状況をみつつ、吉宗、銭形あたりでハイエナするみたいな。

昔は若かったのでハイエナがききましたが、
10年経った今は、ハイエナしてまでもう一度スロットをとは思っていません。
あくまでも朝から高設定取れた場合に収支が安定するかどうかをメインに考えています。

食えるのか食えないのか、なるべく早い段階で見極められたらと思って
このような相談をいたしました。

人によって、場所によって、勝ち方の方程式が違うというのは
百も承知していますが、当時と同じ収支で立ち回れている方の意見を
ぜひ参考にさせていただけたらと思っています。
よろしくお願いします。

chonbo777

駄文を最後まで読んで頂きありがとうございます(^^)
上記のコメントの方ではありませんが、17年間、毎日のようにスロット・パチンコを打ち続けている自分の意見としては、現状の設定狙いは相当厳しい状況です。
地域、環境を問わず、現状のスロットでハイエナをせずに設定狙いのみで収支をあげるのはほぼ不可能と言えるレベルではないかと…。
稼働時間が少ないのなら、運次第でどうにでもなりますが。
特に4号機の花火の頃からのホール状況を知っている方なら現在の設定状況には絶望すると思います。
下見をして、リセット恩恵やゾーン・天井期待値のみを必死に追えば生活していけるだけの収支はまだあげられると思いますが…。

匿名

早速の返信と率直な意見ありがとうございます。大変参考になりました。
自分でもその後、ホールの状況や業界事情など、必要なことは調べてみました。
また機種については、髭原人さんのYoutube動画をメインとして勉強しましたが、
朝のメリットのなさ、大勝ちしにくいにもかかわらずの投資の多さなどなど、
当時と比較するとリスクばかりが目立ち、ひじょーにセイララーイですね。
長いあいだスロットから離れてたとはいえなんとなく厳しそうだとは思っていたので、
今回意見をもらえて実感として感じることができました。ありがとうございます。
現在は事情でホールにいけませんが、時期がきたら実際に足を運んでみて最終的に判断しようと思っています。

chonbo777

髭原人さんの動画は自分もいつも見ています。面白いうえにすごく分かりやすいですよね!
スロットで食べていくには厳しい環境ですが、設定狙いに加え、天井・ゾーン狙いも視野に入れれば、不可能ではありません。
何より今のスロットは演出面は格段に進化していて面白いです。
また打ったら感想教えてください(^^)

ヴェスター

私は元大阪人なのですが、大阪はけっこう酷いホール多かったですよ(笑)設定確認できるホールはほとんどなかったですし。グランドオープンで、全台設定6の広告を配る店を徹夜して連れ7人で並んで、くじで初代獣王を連れ3人が打ちましたがハズレ引いても何もはいらないとか(笑)設定確認訴えてもさせてくれない(笑)初代獣王でその行為はダメや!ダメ~ダメ~状態でした。まぁ大阪は7・6交換のくせに嘘告知する店多かったですよ(笑)

chonbo777

大阪はひどいとたまに聞きますが、そこまでとは…
ノリで色々と書いちゃう感じでしょうか(笑)
自分の近くにも嘘ばっかりのひどいボッタクリホールは多かったですが、どれも潰れるか残っていても閑古鳥が泣いています。
初代獣王は確認する必要すらなく分かりますもんね。
あの頃のグランドオープンはホント祭りのような感じで楽しかったのを今でも懐かしく思います。

スポンサーリンク

 
コメント10件

ページ内の目次

 

注目のスロット

注目のパチンコ