【パブコメ出した!】警察は射幸性の抑制が依存症の対策になるという根拠を示すべき

パブリックコメント出して来ました!

自分なりに色々と考え、乏しい語彙力から1500字ひねり出しましたよ。

ちなみに、今回の規制についてあれこれ調べて理解するのはもちろんですが「パブリックコメント」という聞きなれない言葉とその意味、効果についても調べてきたのでお時間のある方は読んでみて下さい。

提出意見も一応最後に貼っておきますね。

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パブリックコメント出した?

まず今回の規制についてなんぞやという方は以下の記事を読んで下さい。

パチンコ業界が終わる規制が目前に迫っている件

ヤバイですね!

ただでさえ最近の台はきっついのに更に輪をかけて出玉を規制しようとしています。

ただこれは現状ではまだ「案」であり確定していません。

今は「こんな規則改正にしようとしているんだけど皆さんはどう思う?」というのをパブリックコメントで募集している段階。

ちなみに締め切りは8月7日まで。

パブリックコメントの意見を受けて8月後半に正式に交付され2018年の2月に施行といったスケジュールですね。

スロットに関しては今年の後半には3000枚リミッターが付いた5.9号機が登場し出し、来年には今回の規制が盛り込まれた6号機といった感じ。

ただ、今出ている新台も基本は3年間運用出来ます。新たに出てくる台には夢も希望もないけど、全てがそれで埋め尽くされるまでにまだ数年の猶予があります。

決して楽観視できる状況では無いですが、悲観していても何も変わらないので、パチンコ・スロットが好きだという方は何か1つでも行動に移して変えていきましょう。

パブリックコメントで変わるのか?

前回の記事でも非常に多くの熱いコメントを頂き、もちろん全てに目を通して返信させて頂いたのですが、中には「パブリックコメントなんて形式的なものだから意味が無い」という意見も見られました。

本当にそうなのかな?と色々調べてみたのですが、確かにパブリックコメントによって規制を根本からひっくり返すような展開になった例は無いようです(そりゃそうですよね。意見をひっくり返したら無能だと思われるだけだし基本的に官僚は過ちを認めないし)。しかし、一部の意見が反映されたり、理由などが新たに提示されたという事もあるので無意味ではありません。

更に、今回のように専門性があり注目度が高い事例もあまりないので、緩和される可能性も無いとは言い切れず、青保留くらいの期待度はあるのでは無いでしょうか(すでにパブリックコメント前に業界6団体の要望を受けて一部緩和していますし)

パブリックコメントの出し方

ちなみにですが、パブリックコメントは多数決では無いので意見の多い少ないは関係ありません。

「規制に反対します。」

といったような根拠が示されていない意見やコピペで意見を何万通送ろうが全くの無意味という事ですね(過去に呼びかけて同一意見を投稿するという例が何度かあったようですが無意味どころかマイナスの効果)

逆にきちんとした根拠があれば1通だろうが反映される可能性があるようです。

出した意見

それらを踏まえて?自分が出した意見は以下の通り。


1.依存症対策への効果
今回の規制の一番の目的は「依存症対策」であると認識していますが、射幸性の抑制が依存症を減らすという根拠はどこにあるのでしょうか?また「パチンコユーザー」と「依存症」のラインをどこに引いているのかをお聞かせ下さい。

そもそも依存症とパチンコユーザーをしっかり分けて考えない事には規制による効果を計測出来ないのではないでしょうか。
過去に射幸性の抑制という名目で数々の規制が行われてきました。確かにそれによりパチンコユーザーは減少しています。
(スマホゲームの普及など他の要因もありますが、最近のパチンコは勝てない、つまらないという声が多く聞かれるように規制がユーザーを大きく減らしているのは確実)
ただそれに対し、依存症が減ったという話は聞いた事も無いし、むしろ近年問題になっている事からも増えてすらいるのでは?と感じます。

その原因として、射幸性の抑制自体が依存症を減らすという結果に至らない、又は効果が少ないからでは無いでしょうか。

パチンコユーザーが減ったという数字では無く、依存症が減ったという数字的根拠を示して下さい。

やるだけやって後は知らんぷり、というのはお役人にしばしば見られる行動(民間なら考えられない)で今回の規制に関しても正にそのような印象を受けるのですが、パチンコ・スロット業界に携わる万単位の人間の生活に確実に影響を与えるような規制を行うのならその人達が納得出来る理由と何よりその効果を示す必要があると思います。

2.対外的なアピール要素として規制を利用していないか
規制をIR法案やオリンピックなど対外的なアピール要素として利用しているのでは無いでしょうか。
それならば依存症の対策として効果が出ていないのにただインパクトだけ無駄に大きい「出玉を減らす」という方法で行っている事に合点がいきます。
ただ仮に、警察の利権やメンツ、対外的なアピールの為に規制が行われているのだとしたら少なくとも私は納得しません。

3.17500G試験は不要ではないのか
保通協が行う17500Gというスロットの試験は不要ではないのか。ホールの営業時間から考えて17500Gも回せるケースはありません。絶対に起こり得ないゲーム数で試験しても意味がありません。
逆に、長期で試験をするのなら数十万ゲーム回さないとその台の本当の性能は見えてきません。1/65536のフラグが存在するのに17500G程度回して何が分かるのでしょうか。
検定に通り辛くしても喜ぶのは保通協だけです。
1回あたり100万、200万というメーカーの検定費用は、言わずもがな元を辿ればパチンコユーザーや依存症から出ているお金です。それが(警察の天下り先としてしばしば問題視されている)保通協に今より更に多く渡るようになるという構図には疑問が残ります。

4.産業に与えるダメージ
今回の規制によりパチンコ業界がどの程度縮小するとお考えでしょうか。
まず、過去の例が無いほどのパチンコ離れがおきるというのは猿でも予想出来ます。
一般ユーザーが減ればホールは残ったユーザーからその分の利益も取るという行動に出るのは必然です。
(取れない所はもちろん潰れる)
となれば残されたユーザーというのはまさに依存症であり今より非常に大きな負担を強いられる事になります。その点をどうお考えでしょうか。

最後に
今回の規制を止める事は理解していますが、その効果だけは絶対に示して下さい。もし、望んでいた効果が得られないようなら誰かが責任を取り、今後同様の過ちを侵さないで下さい。
(大半のユーザーに依存症のレッテルを張り「ほら減ったでしょ」というのは無しでお願いします)
マイナスの影響が少なくなるよう少しでも緩和が行われ、今の案のまま施行とならないよう祈るばかりです…。


といった感じです。

まだまだ言いたい事はあるのですが、2000文字という制限もあったので…。

パブリックコメントで求めているのはとにかく「多様性」のようなので、自分の意見に対して「違う!」と思った方やもっと別の視点から規制に対して意見がある方はぜひ投稿をお願いします!

意見募集ページ

PS.規制に全然関係無い話で恐縮ですが、今年の5月に赤ちゃんが産まれました。年始の雑記でも触れていたので気にかけてくださっていた方もいたようですが報告が遅れてしまい申し訳ありません。今は育児フォロー>ブログ>本業の仕事>パチンコ>ゲームと死ぬほど忙しい日々を送っています。

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27 COMMENTS

ROBA

chonboさんお疲れ様です。
今日の報道によると、パブコメ1万4千余りだったそうで、だが結局何も変えずに2月施行となるようです。
最初から分かりきってた事ですが、結論有りきのパフォーマンスで、典型的なお上のやり方ですね。
スロもパチも座して死を待つのみですかね。ま、ど~転んでもホールはオール設定1祭りばかりなので、
我々打ち手は、バカバカしくて遊びでも打てなくなりますね。
察庁の思い通りに、ぱちんこ業界は壊滅の日は近い!

chonbo(管理人)

ROBAさん、お疲れ様です。
パブコメは異例の多さだったようですが、完全無視されてしまいましたね…。
ホント残念過ぎます…。
また近いうちにこの件に関しても記事にしようと思っています!

ROBA

chonboさんお疲れ様です。
その後、いろいろ情報を漁っていて、今回の規制強化は、やはり北朝鮮問題と絡んでいるのでは?
と疑ってしまいます。
ホール経営者は朝鮮総連系が多いらしく(ググっているのでかなり不確かも)、北朝鮮制裁の一環として資金源を絶つためにホール経営を窮地に落とし入れるといった策略と思えて来ます。
カジノ設立と同時にぱちんこ産業を潰して北朝鮮送金の元を絶つ! 恐ろしくも阿部内閣が考えそうな事です。
お~身の毛が逆立ちます。
以上、妄想でした。

chonbo(管理人)

ROBAさん、お疲れ様です。
その線は考えた事がありませんでした!
確かに北朝鮮絡みなら政府も動きそうですが、実際の所どうなんでしょうね。
実際に送金しているような所がどれくらいあるのか気になりますね。
政府は把握していそうな気がしますが…

匿名

そもそも娯楽なんだから依存性があって当然なのはパチスロに限ったことではないですし問題になってる依存症の方はお金が無くなることなんですから制限するのは上限ではなく下限で試検の方式を下限に重きを置くのは当たり前だと思いますが…まぁ解っててやらないからズレた規制になってるんでしょうね。
回収しづらくすれば売り上げ確保のために出づらくなるのが道理でしょうし。

chonbo(管理人)

依存症対策は必要だと思いますが、方法がズレていますよね。
ズレる理由は色々な利権絡みでしょうけど…。
そのせいで楽しみを奪われていく打ち手がいるという事を警察に分からせてやりたい…!

匿名

依存症とパブリックコメントで思い出したのは脱法ハーブの件。結果はご存知の通り。
パチンコ業界は同類に見られてるんでしょうね。
上手く社会から締め出しを食らいそう。

chonbo(管理人)

打たない人から見てみれば煙草もハーブもパチンコも似たようなものなんでしょうね…。
民主主義の世の中では少数の声は届きづらい…

ROBA

chinboさんお疲れ様です。
本日、パブリックコメントを提出しました。(もちろん、実名、メルアド公開です。)以下、全文です。(荒らしになるかも知れませんがご容赦下さい)

1.IR法に関連したギャンブル依存症対策としてのぱちんこ等遊技機規制の意味は何か。
 日本生産性本部 の「レジャー白書2017」によれば、ぱちんこ参加人口は、2年連続の減少で前年から130万人減の940万人となり過去最低値を更新し、1回あたりの平均費用は、前年度3080円からほぼ横ばいの2980円となっている。遊技場数の減少と、遊技人口の減少が続いており、それに伴い売上も減少している中で、一人あたりの遊戯消費金額が横ばいで推移している現状を踏まえれば、一般遊技者の減少が有っても、所謂ギャンブル依存症の人数は横ばいと見るのが妥当ではないのか。すなわち、ここ数年に渡る遊技機規制をもってしても、一般の遊技者離れを加速させただけで、ぱちんこ依存症対策としては有効ではなかったと言う証左ではないのか。 更に言うならば、「市場規模の推計値は21兆6260億円で、前の年の23兆2290億円から6.9%の減少」(同白書)となっており、もし、日本トップ企業のトヨタの売上28兆4000億円(2016決算期)の売上が6.9%減少となった場合、日本経済に深刻な影響を及ぼす事となり、日本政府も何らかの対策を余儀なくされることは想像に難くない。それほど大きな影響を及ぼす程の売上減少にもかかわらず、レジャー産業としてではなくギャンブル産業としての側面ばかりを強調して徹底的な規制の対象とするのは何故か。税収の減少、雇用の減少、関連産業の指標悪化など日本経済において少なからずの影響が考えられる以上、規制そのものを自粛すべきではないのか。そもそもIR法の趣旨からいけば地域振興(雇用・経済効果等)が施策効果の一つである以上、ぱちんこ産業を衰退させるような規制は、政府方針と齟齬をきたす事は明白であり、この点を持ってすれば、積極的に規制緩和を行い、警察庁としても産業振興に貢献すべきではないのか。 すなわち、ぱちんこ遊技機の規制はパチンコ産業の衰退を招くだけで、依存症対策となっているかどうかも統計的また公的資料の無い中で、単にIR法に関連した今回の遊技機規制であるならば、世の趨勢である規制緩和に逆行した全く時代錯誤の施策としか言いようが無い訳である。ただし、ギャンブル依存症対策と言う名目でぱちんこ産業23兆円を潰し、新たな23兆円産業としてカジノ産業を育成するとでもいうのならば、はっきりとした宣言を行い広く国民を巻き込んだ論争をすべきである。

2.疑問符だらけの遊技機規制についての説明責任を如何に考えているのか。
一、「著しく射幸心をそそるおそれのある遊技機」の”著しく”とはどの程度と定義するのか、宝くじの10億円を喧伝するのは「射幸心を著しくそそって」いないのか、その差は何か。
二、ギャンブル依存症と「著しく射幸心をそそるおそれのある遊技機」の相関関係の統計的又は公的な資料の明示が無いのは何故か。
三、遊技機規制に伴うギャンブル依存症対策の効果と費用の展望を示してないのは何故か 。
四、H28警察白書における対策重点項目に挙げられていない状況から、対策が急務とも思えず、ぱちんこ等遊技機の規制強化の真意は何か。
五、遊戯時間と出玉の制限値の理論的な根拠が全く示されていないのは何故か。
六、現在の換金方式(所謂三店方式)について、警察としての見解および今後の方針は何か。
七、ギャンブル等依存症対策推進関係閣僚会議(第2回)議事要旨において、他省庁の取り組みが具体性を欠いているにも係わらず、警察庁のみが、具体的な施策として、ぱちんこ等遊技機を対象とした規制を行っているのは何故か。
八、各省庁管轄の公営ギャンブルの「著しく射幸心をあおる」宣伝に対して、警察庁が取締りを行わないのは何故か。高度の独立性を有している警察庁が他省庁に対し及び腰なのは何故か。
九、ぱちんこ等遊技機団体の自主規制を超えた規制を強制するのは何故か。
十、ぱちんこ等遊技機規制以外でギャンブル依存症対策を警察庁は考えているのか。

3.提言
 以上を踏まえれば、この度のぱちんこ等遊技機に対する規制強化は、IR法に連動した「著しく射幸心をそそる」遊技機対策という名目であるが、法的根拠を盾にとった愚挙であり、IR法の言う所の経済振興とは逆行した論理的な根拠を持たない規制であり、全く無効と言わざるを得ない。依って白紙撤回を強く提言するものである。

chonbo(管理人)

ROBAさん、お疲れ様です!
全文読ませて頂きました。
数字的な根拠を元にしており組み立ても素晴らしく、自分なんかより数倍良い文章だと思います(^o^)
パブリックコメントも異例?の数十万件にも及んでいると聞いたので何かしらの動きに期待したいですね!
しかし何故名前がち○ぼさん…(笑)

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